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「井脇幸江への質問」
回答編 6位〜10位
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6位
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自分を元気付ける時の言葉は何ですか? |
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ん〜難しいなぁ。
私は本当にいつも元気なので、パッとは思い浮かばないのですが、落ち込んだ時は、両親や恋人、親友など大切な人に素直な気持ちを全て話すようにしています。
私を良く知っている人たちは、言葉に出来ない気持ちも察して、とても優しくその時間を過ごさせてくれるんです。
すると話を聞いてくれた人への感謝の気持ちがどんどんふくらんできて、塞いでいた気持ちを解かしてくれる。
好きな言葉は「感謝」ですから。
心の中に「ありがとう」という気持ちが芽生えてくると、使命感のようなものがあふれてきて、自然と元気になれるんです。
だから直接的ではないけれど、「ありがとう」が元気付けてくれる言葉かな?
でも単純に元気になろう!と思ったら、B'zの音楽をかけます♪彼らの楽曲を聴いていると、魂が目覚めるような、体の中からエネルギーがわいてくるの。
私には、ものすごい効き目があるんです。
実はたった一度だけ、私は東京バレエ団を辞めようと思った時期がありました。でも引き止めてくれたのは、B'zの音楽に出会えたから…なんです。
「B'z?」なんて言わないで、機会があったらちょっと耳を傾けてみて下さい。ドキっとするような歌詞に、きっと出会えますよ。
B'zにも、「ありがとう♪」です。 |
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7位 |
もしも男性だったら踊りたい作品はなんですか? |
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これは即答!断然『THE KABUKI』の“由良之助”です。
無機質な佇まいの若者が、タイムスリップしてリーダーへと変化していく様は演じ甲斐がありそうだし、ダイナミックな踊りと繊細な表現が出来る役は魅力的。
私がバレエ団に入団した年、1986年の4月に初演された作品なので、真っ先に間近で見た作品でした。
夜、空いたスタジオで、同期の女の子と由良之助の踊りの真似をしていたっけ。
「幸江ちゃん、カッコいい」と言われて喜んでたなぁ…(回想:幸江19歳の春)
他には、『タムタム』の司朗先生が踊っていらしたセンターのパート。音楽も振り付けも最高です。
他には『ジゼル』のアルブレヒト。『ジゼル』はとにかく好きな作品なの。
みんなこそ、“男・井脇”に何を期待する? |
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8位 |
今一番挑戦したい作品・振付家をお聞かせ下さい。 |
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踊りたいのはベジャールさんの『ボレロ』です。これに尽きます。
私は若い頃から、役に対しての欲がない方で、バレエ学校時代に『眠れる森の美女』を観て「リラの精って素敵!」と思っていたのが唯一の夢だったけど、『ボレロ』はジョルジュ・ドンさんをはじめ、パトリック・デュポン、マリシア・ハイデ、シルヴィ・ギエム、首藤康之…たくさんのダンサーが踊るのを間近で観てきて、毎回引き込まれていたし、私にとって『ボレロ』は夢とか憧れではなく、神に近づくほどの大きな作品なのです。
でもつい最近、ダンサーとしても芸術家としても、私が心から尊敬する大先輩に「似合うと思う」と言っていただけたので、それだけでとても嬉しかった。
「『ボレロ』が観てみたいダンサー」と言っていただけるなら、それだけでも、今は幸せです。 |
| 9位 |
子供の頃憧れていたダンサーは誰ですか? |
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バレエを始めた頃(8歳)先ず最初にファンになったのは、エカテリーナ・マクシーモワさんでした。
でもその理由が…前髪を下ろして舞台に立たれていたから(!)。
子供ながらに、私はおでこを出すのが嫌で嫌でたまらなくて、バレリーナになるのは夢だけど、おでこを出すのは絶対にイヤ!と、かなり本気で悩んでは落ち込んでいたんです。
そこへ、前髪をしっかり下ろした髪形で、何とも美しい笑顔の美しい素敵なバレリーナが現れたのですから、ファンにならない訳がない!
「私、やっぱりバレリーナになる♪」と悩みを吹き飛ばしてくれたのが、マクシーモワさんだったのです。
世界のトッププリマに対して、何て失礼な子供だったのでしょう!でも、おかげでバレリーナへの道を歩いてこれました。
それどころか、今ではすっかり前髪を伸ばしてオデコ出しまくっています。
高校生の頃に惹かれたのは、パリ・オペラ座のエトワールだった、ノエラ・ポントワさんでした。
東京バレエ団の『白鳥の湖』で、パトリス・バールさんとご一緒にゲスト出演されたのを観て、大好きになりました。
繊細で細やかなところまでこだわって踊っていらっしゃるのが伝わってきて、バレエを愛する気持ちの本当に強い方なのだろうと思いました。
体の軸もしっかりと確立されていて、力みを感じない美しい流れに、癒される思いでした。
でも自分がやっているバレエとは別世界。
あまりの素晴らしさに、自分とはまるで接点を感じませんでした。
ところが数年前、海外公演でパリに行った際、レセプションでお会いする機会があったので、「私はあなたに憧れてバレエを続けてきました」と話すと、「続けることは本当に大変。女性は結婚や出産も考えなければならないでしょ?でも、出来るだけ長く踊って下さいね」という言葉を頂きました。
当時、私は出産についても悩み考えていた頃だったので、ポントワさんの言葉は神の声のように聞えました。
憧れのダンサーと話が出来て、ほんの一歩だけ近づけた気がして嬉しかった。
いつまでも美しさと輝きを失わない、とても素敵な方でした。 |
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10位 |
肉体疲労を回復させる為に心がけていることは何ですか? |
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一日の終りには先ずアイシング(踊り終えてすぐに冷やすのが理想)。氷をビニール袋に入れて1時間以上冷やします。
冷やすのは私の場合、足首と腰が中心です。これだけでもかなり体は回復します。
冷やした部分が常温に戻ったら、お風呂に入って(半身浴)汗をかきます。
汗には有害物質や毒素を出す力があるので、お水を飲んでは汗を出し、出しては飲み…“体液の交換”のつもりで行います。
そして睡眠。この眠る瞬間が一日の中で一番嬉しい時!「今日もいい1日だったなぁ」と思えたら最高ですよね?
あとは定期的にオステオパシーの治療に通い、自分では気がつかないゆがみや疲労をとっていただいています。
肉体の発する声に耳を傾け、丁寧にケアしてあげれば、それだけの効果は必ずあります。
氷でのアイシングは、野球選手などもやっているでしょう?
私が子供の頃は「冷やすな、温めろ」だったのに、今では「冷やせ」ですものね?
医学とともに、そういったケアの仕方も進化していきます。そういった情報には敏感で居たいものです。 |
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