12月17日(日) 2006年 重大ニュース

ノロウィルスが猛威をふるっていますが、皆さまお元気ですか?
風邪をひいていない時こそ、マスクですよ!私は毎朝マスクをしてバレエ団まで通っています。でもね、風邪が流行っているからと、マメにうがいをする年に限って、私は風邪をひくんです…。ま、大丈夫よね♪と、帰宅したときだけうがい・手洗いをする時にはかからないの。病は気から?いえいえ、やっぱり予防は大切です。1月の『バクチ』に命をかける身としては、何としてもノロのヤツに勝たねばならない!頑張るぞ。

今日は穏やかな陽気でしたね。みなさんはどんな日曜日を過ごされましたか?
私は完全OFFだったので、来年の手帳に大切な友人達の誕生日を書き込んだり、4月までの舞台の日程などを書き込んだりして(YUKIE'S MAILを書くのにも数時間かかりますし
^^;)、のんびりと過ごしました。そして2007年の12月のページまで書ききったところで、「来年の年末は、いったい何をしているんだろう?」ってかなり真剣に思いました。「鬼が笑う」とは正にこのことですよね。
まぁ、来年の自分には大きな不安があるけれど、それを今心配してもつまらないので、人生の歩む道は神様のお考えもあることだし、ある程度は委ねるとして、今年を振り返ってみようと思います。ちょっとお付き合い下さいね(^^)

〜2006年・井脇 幸江の重大ニュース〜

@ピアスホールを開けたこと
Aニンフ(『牧神の午後』)を演じたこと
B4日間の夏期講習
C大島由賀子の退団
D大きな決意

@ピアスは少しずつですが増え続けていて、飽きる事無く「今日はどれにし・よ・う・か・な♪」と楽しんでいます。ホント、もっと早く開ければ良かったよ〜(笑)運気が変わったかどうかは分かりませんが、とにかく耳のおしゃれが嬉しい毎日です♪

Aニンフは役を理解し、演じるのはとても難しかった!でもメイクの柘植伊佐夫さんのご協力の下、外見を作っていくことで、内面も変わっていくというか、現代から離脱してあの舞台の中へと送り出してもらえたのは、気持ちが良かったです。プロフェッショナルな方の人間的な魅力を全身で感じ、受け止めることが出来た素晴らしい体験でした。もちろん首藤くんとの共演も嬉しかったし、ニンフ達を演じた6名の後輩も含めた打ち上げも楽しかった♪

B4日間やろうと決めた時、始めはその長さに自信がなくて、申し訳ないけれど今回は冒険だ…と思っていました。でも4日目が終わった時、また明日もみんなに会いたい、そして教えたいと思えました。それは私が体力的・精神的に強かったからではありません。みなさんの向上心が真っ直ぐに私に注がれたからでした。長ければ長いほど、成果を感じてもらえるプログラムだったし、次回は時間と場所があるならば、合宿なんかも良いかもね?朝のウォーキングや朝食メニュー、ダイエットメニューなんかも教えたい。それからバレエのDVDを観て感想を言い合ったり、寝る前の体操なども…と、新企画は後をたちません!講習生の皆さま、本当に良い時間をありがとうございました。来年もまた、どこかで会えますように…。

C由賀子が退団してすぐはそんなに感じなかったけど、公演を色々と重ねていくうちに何度「由賀子は居ないんだ」と思ったことか。後輩に注意をした時、後輩の頑張りが嬉しかった時、後輩が理解しようとさえしない時…。由賀子との真剣なやり取りを思い出して、勇気を奮い起こしていました。由賀子には、以前は私が教えることが多かったけど、今は「幸江さん、がんばりな!」と励まされています。彼女の穴は大きかった。その後も由賀子とはメールをしたり会ったりしています。明日は2人でお寿司屋さんへ行くんだ♪

Dこれは私の最近の発言から、ご心配いただくことがありましたが、今すぐに何か行動を起こすものではありません。「意を、決した」のです。この決意も、状況如何によっては変化することもあると思うので、まだちゃんとお話しは出来ませんが、何かが正式に決まった折には、この場できちんとご報告させていただきますので、それまで見守っていて下さい。よろしくお願いします。


このように、夏期講習に参加して下さった方々や、柘植さんとの出会いは素晴らしかったけれど、今年は特に、これまで私の周りに居てくれた大切な方々との絆を深める1年だったような気がします。私が本当に困って悩んだとき、必ず話しを聞いてくれる人が居ました。意見を言ってくれる人が居ました。一緒に落ち込んだり、ぐいぐい引っ張ってくれたり、ただジッと私の言葉に耳を傾け、背中をなでてくれた人も居ました。HPから会話が始まり、真剣に私への思いや意見をメールにしたためて下さった皆さまの存在も、大変心強かったです。そういう方々と、一対一でじっくり話す機会をたくさん持てたことにより、軌道修正したり甘えることが出来た。
皆さまに…感謝、ただただ感謝です。ありがとうございました。

でも正直なところ、最近はちょっと戦闘意欲が無くなってきたのを感じています。
入団して20年。本当に色んなものと戦ってきたからね。相手は自分自身だったり個人だったり、家族や組織だったり…。それは良いことではなかったかも知れないけど、私はそうやって生きてきちゃった。でも今思うのは、「きっと、他に道があるんだ」ということ。それは逃げることだと言う人も居るかも知れないけど、私は今はそう思っていません。話しても理解してもらえない事があることを知り、弱気になってる部分もあると思うけど、だからってそこを突っつき続ける必要はない気がしてる。いつか、何十年後でも「あの時ね…」と話せるかも知れないし。本当に本当に小さいけれど、希望は捨ててないから。

「人生に迷った時は、本当にやりたい事を選べばいい」と、私の愛読書には書いてあります。やらなければならない事ではなく、やりたい事を…って。映画『センターステージ』のラストシーンにも、有能なダンサーが言っていますよね?「私はこれから、得意なことじゃなく、好きなことをしていきたの」って。それを「甘い!」とおっしゃる人生の先輩方もおられるでしょう。分かります。でも決して楽をしたいから言っているのではないんです。好きなことを仕事にしていても、決して毎日が楽な訳ではありません。どの世界も努力なくしては成功は有り得ないのですから。でも好きなことなら、努力も喜びになり得ます。生まれてきた意味を、何となく分かりかけた自分のこの思いを、今は信じたい気持ちなのです。

私は若い頃に漠然と、「今こうして色々な経験をしているのは、いつか教師として真実を語れる人物でありたいからだ」と感じたことがありました。その頃は、何を難しいことを考えているんだろう?と不思議に思ったけれど、あの時の自分を忘れることはありませんでした。コンクール出場経験も留学経験も無く、群舞も10年踊りました。そして現在の立場がある。人には、色んな生き方があると思うけど、私は目の前にイバラがあっても、あえて真っ直ぐに足を踏み出して進んできました。上手には生きられない分、ガマンもした。。。
でももしそれが、私と関わる全ての人の幸運のために必要な試練なのだとしたら、何の苦しみがあるだろう?

私の夢はね…。教える立場の人間として、多くの人とひと時でも一緒にバレエを楽しみたいの。観るだけでも踊っても構わない。バレエに触れることを恐れないでもらいたいのです。
立派なバレリーナを育てたいとか、教師として有名になりたいなんて気持ちは皆無。全く、ナイ。会社の帰りに趣味で踊る女性や主婦の方が相手でも、実は子供のころ習いたかったという思いのある男性でも、相手は誰でも構わない。「バレエが好きになった」と思ってもらえたら、どんなに嬉しいか。私が飛び上がっちゃう♪そんな瞬間に立ち会いたい。もちろん、バレエ団のプロのダンサーを厳しく指導したって良いけれど、それを決めるのは私じゃない。バレエ団ですから。。。

少し角度を変えてお話ししましょう。「人生に、音楽は必要だ」と思いませんか?多くの方が頷いて下さると思うのですが、バレエはその「音楽を目に見えるようにする」もの。だから誰にでも関われるものなんです。音楽なら、誰もが気軽にお風呂場やキッチンなどで口ずさむでしょ?オペラ歌手やミュージカル俳優だけのものではありませんよね?
バレエだって、プロを目指さなければ意味がないものではないはずです。でも歌と違ってバレエは、基礎を知らないと美しく踊れない。だから敷居が高く感じるのでしょう…。基礎を知れば自分が出来ることの少なさも感じるでしょう。でも、それでも美しく踊ることは出来るんです。それを伝えたい!

寂しいニュースばかりが報道される今の社会は本当に悲しい。自殺する子供たちがこんなに居るなんて、おかしいよ!もしそこまで思いつめた子供がバレエのことは好きで、通っているバレエ教室で学校での事を教師や仲間に話せたら、「学校ではガマンする事ばかりかも知れないけど、私は貴方のバレエを見るのが好きよ。踊るのが辛かったら見学するだけでも良いから、また必ずおいでね」って言ってあげられるかも知れない。
会社で思うように仕事が進まずに落ち込んでいる人に、ひと時でもいいから音楽に合わせて体を動かす機会を与えてあげたい。例えそれが現実逃避であっても、そういう時間を過ごすことで思考が前を向いたり、リフレッシュ出来る事ってありますから。
その先は、その人の性格や生き方・考え方が左右すると思うけど、力になれる可能性があるならば、力になりたい。
そしてある日「幸江先生〜♪」ってケロリとして会いに来てくれたり、手紙やメールをくれたら、どんなに私も生きてて良かったと思えることか!

音楽に癒しの力があることは、今や誰もが理解している事実だと思います。だからバレエにも、きっと力はある。人を繋ぐ力もあるのです。
…あれ?いつの間にか“バレエ普及委員”みたいになってる(笑)
ということで、私の人生からバレエが無くなることは…無さそうね^^。よし。

みなさんの2006年はいかがでしたか?みなさんがこの1年にご覧になった舞台で、「井脇のこの舞台は結構好きだった」というものがあったら嬉しいです。

まだ福岡公演が残っていますし、年明けにも公演があるので、年末とはいえあまり区切りを感じていませんが、この1年を振り返ってみました。
「良いお年を」は、まだ先に取っておくとして、とにかく!ノロに負けずに頑張りましょう!
既に風邪をひいている方は、くれぐれもお大事に(^^)

                                      幸江より