12月31日(水) 2003.出会いの年いよいよ今日で2003年も終わり。普段は慌しいと感じる年末だけど、今年は特に毎日天気が良いせいかとても清々しく、夜は星空が綺麗だな…そんな事を思いながら、和やかなのんびりとした冬休みを過ごしています。 マラーホフ&ポリーナとの『くるみ割り人形』公演の後、今年最後の舞台は先日行われた“前田バレエ学苑35周年発表会”でエンバ・ウィリスさんと踊った『グラン・パ・クラシック』でした。成城にある前田バレエ学苑のスタジオで、何度もリハーサルをする事が出来ました。そこでは東京バレエ団の大先輩の前田香絵さんや、現在も谷桃子バレエ団に所属しておられる前田藤絵さんにご指導いただきましたが、それはとても刺激的でした。エンバと2人で練習した日もあったけど、やはり自分達で自習するのには限界があります。互いにやりにくいところを言い合って「こうやってみようか?」と試してみるか、「もっとこうしてみて」と希望を伝え合うので精一杯。それをお2人に正面から客観的に見て頂いて、美しいラインや組んで踊る時のポイントなどを教えていただけたのは、とてもありがたく、また勉強になりました。私達では想像もつかないようなやり方やコツが沢山あって、私の知識なんてまだまだ少ないんだという事を痛感しました。指導を受けるって、本当に素晴らしい事なんですよね! エンバは日本での生活も長く、日本語はペラペラ。これまでにも面識はあったけど、組んで踊るのは初めてでした。始めは分かりやすいようにと、私は簡潔な日本語で話しかけていたんだけど、エンバの方が「そこだと微妙〜にバランスが伝わらないから、もっと引っ張ってくれて良いよ」などと、全く普通に話せるのでビックリ!身長も高くて踊りやすかったし、性格も明るくて楽しいパートナーでした♪ 今回は普段私が教えている生徒達と一緒の舞台でした。幕が上がる前にトゥシューズを慣らすために、私は衣装を付けたままでつま先立ちになって何となく舞台上を歩いていました。そこにある生徒がやってきました。彼女は私が教えている中でも最も小さな女の子で、私のチュチュ(腰の高さで横に広がったスカート)の高さくらいしか身長がありません。彼女もすでに衣装とメイクを済ませ、幕が上がるのを待っていたのですが、私は彼女を見て(小さくて可愛い〜♪でも舞台で緊張しないで踊れるかな?)と思って、励ましの言葉を頭の中で選んでいた時です…。「幸江先生?」と私を見上げ、真剣な顔をして彼女は言いました。「…がんばってね?」。あらま、私の方が励まされてしまいました。「う、うん。ありがとう」と返事をした時には、彼女はすでに自分が踊り始める位置に向かって歩き去っていました。 前田バレエ学苑の皆さま。お疲れ様でした!それぞれの思いをまた次の舞台に向けて、来年も頑張ってレッスンしましょうね♪ そして2003年を振り返ってみると…。 他にはお芝居を沢山見ることで、舞台という世界が一段と広がりました。舞台で輝く人って沢山居るんですよね!母とも良く遊んで、良く話しをしました。「親」ってちょっとテレくさいし、存在が大きすぎる時もあるけど、大人になっても会う時間を沢山作って、私の笑顔をたっぷりと見て欲しいな。そして勿論友人達とも絆を深める事も出来ました。舞台は少なかったけど、その分人と沢山触れ合えたから、心がとても温かく過ごせた気がします。ファンの方々を含め、優しい人たちに支えられて、私は本当に幸せです。 バレエ団の舞台の合間には、DUOの公演に出させて頂きました。そこではまず鈴木稔さんとの出会いがありました。そして森田健太郎さん、島田衣子ちゃん、齊藤拓さんと初めてお話しさせて頂いたり、他にも生徒さんたちやご父兄、スタッフなど沢山の方と触れ合う事が出来ました。 振り返ってみると、今年は出会いと触れ合いの年だったな。。。 そして最後に…。 辛かった事も、逃げさえしなければ必ずいつかは人生の栄養になる。焦らなくてもいいから、目の前の問題から目をそむけずに生きていきたいです。 皆さま、今年もありがとう♪来年もよろしくお願いします! 井脇 幸江 |
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