11月13日(木) 10月の私
ただいま!日記に戻ってまいりました。そして地方公演からも。。。前回の日記を読んで、随分長い間書いていなかったんだな〜と実感。日記を楽しみにして下さっている方々が、何度か嬉しい催促をして下さいました。その方々の為にも自分の思い出の為にも、また沢山書きたいと思います。期待しててネッ!(言っちゃった…)
10月は何してたっけな?そうそう練馬児童劇団のお芝居を観に行ってきました。小学生〜高校生くらいまでの、子供達だけのお芝居は初めて観たんだけど、彼らには…何て形容したらいいのかな?いい言葉が見つからないんだけど、輝きと言うか未来と言うか、前進し続けている力強さのようなものを感じました。明日同じ舞台を観たら、きっとまた進歩しているんだろうな?と思えるような、一つの経験がどんどん人格を形成して、ヒトの肉や血になっていくのが見てとれる様な、生きている実感を形にしていたような気がします。
「遊ぶ」と言えば、家にこもってゲームをするしかないような、狭い世界に収まりやすい現代の子供達だからこそ、何か一つでも自分の好きな事を見つけて、その物事に費やす時間を持って欲しいと感じました。でも好きな事を見つけるのって、容易な事ではありませんよね?私は幼稚園の時にバレエと出会って、小学生になってレッスンを始めてからまっしぐらだったけど、学生時代は進路を決める時期になると仲間に「幸江は良いよね、好きな事があって…」と羨ましがられました。私はその点恵まれていたと思います。自分は何が好きなのか、何が出来るのかを探すのって、もがかなければならないかも知れないし、見つけられなければ自分の存在価値さえ見出せないかも知れない。でも児童劇団の子供達を見ていて、「未来の宝物を持っていない子供は居ないんだ」と、強く思いました。どんな子供にも、どんな人にも、その人にしかない輝きは必ずある。それが舞台にちゃんと出ていました。出演者の中には障害を持つ少女も居たのですが、彼女ののびのびした舞台上での在り方は素晴らしかった!そして彼女を支えようとする周りの仲間達の温かい空気に、私は胸を打たれました。どんな人も、居なければならない大切な存在なんです。
劇団のみんな!これからも好きな事を長く続けて、ステキな大人になってねp(*^-^*)q
そして10月25日(土)26日(日)、富山で行われた『バレエスタジオDUO+和田朝子舞踊研究所 ジョイント舞踊公演』に出演させて頂きました。この公演では井上バレエ団の島田衣子ちゃんと谷桃子バレエ団の齋藤拓さんともご一緒させて頂きました。それと晴雄くん(後藤)もね。演目は衣子ちゃんと晴雄くんの『パキータ』、衣子ちゃんと拓さんの『白鳥の湖・第2幕のアダージオ』。谷桃子バレエ団の林麻衣子ちゃんと晴雄くんの『海賊のグラン・パ・ド・ドゥ』。そして私が踊った鈴木稔さんの『random
access』。他には和田朝子先生の主演なさった『岩を抱く』。和田伊津子先生の作品で、谷桃子バレエ団の日原永美子ちゃんのソロ『Balance』でした。
『random access』は、去年のDUOの発表会の為に作られた、女性8人の作品でしたが、今回の上演に向けて7人バージョンとして作り変えた形になりました。踊ったメンバーは今年7月に行われたDUO公演の『D・O・C』を踊った女の子とほぼ同じで、彼女達は去年すでにこの作品で舞台を踏んでいました。振りが変わったりカウントが変わった部分もありましたが、皆にとっては一度踊った作品。でも私は初めてだったので皆についていくのが大変でした。ソロの部分は稔さんが私に合うように振りを作り直して下さったので、落ち着いて体に染み込ませる事が出来たのですが、ラストの総踊りの部分では、同じ動きを各々がカウントをずらして踊るので、隣で踊る人とも、前や斜め後ろで踊る人とも動きが違い、誰も頼れないから完全に頭はパニック状態!スタジオでは、まだ鏡があったから自分の動きを確認しながら出来たけど、最後のスタジオリハーサルで、鏡を使わないで踊ってみたら、私は振りを間違えたり、途中でカウントが数えられなくなったりと、初心者同然のミスばかり繰り返してしまったのです。当然、もの凄く落ち込みました。そんな振りもカウントもおぼつかない状態で、稔さんからの要求に応えられるはずも無く、最後のリハーサルでは彼を苛立たせる事もありました。
富山に着いてからも、私はMDウォークマンを片手に音楽を聴きながらカウントを数える事に専念しました。毎日1時間の散歩です。本番の日も、リハーサルが終わってから本番までの空き時間、同じように音楽を聴きながら外を歩きました。それでも不安は消えなかった。本番前には「今回は作品を壊してしまうかも知れません。自信がありません」と、稔さんに泣き言を言う始末。稔さんは「大丈夫だよ〜」と笑って励ましてくれましたが、この危機感はただ事では無かったんです。そして案の定、本番で私は振りを飛ばしてしまうという重大なミスを犯しました。ソロの部分だったから、仲間に迷惑はかからなかったけれど、帰りの飛行機の中では、一言も口を利けないほど落ち込みました。ラストシーンの盛り上がる総踊りの部分を間違えずに踊れたのが、せめてもの救いでしたが、本当に悔しかった。
自分の弱い部分を思い知った悔しい舞台になってしまいましたが、ミスをした部分以外では、踊っている一瞬一瞬が、体の中から「踊りたい」という気持ちに溢れてくる実感もありました。だからこそ、作品全体をそういう気持ちで踊れなかった自分が許せないんです。稔さんの作品は、これまでにもいくつか拝見してきましたが、体を動かしきっている大きさと、危険ゾーンギリギリの動きを緊迫感を持って踊っているスターダンサーズ・バレエ団の方々を、すごくカッコ良いな♪と感じていました。数ヶ月のリハーサルで自分がそこまでいかれるとは思っていませんが、私にとっては新しいジャンルのダンス言語をカタコトでも話せるようになりたかったな。。。まだまだアルファベットをやっと覚えたような状態だけど、またチャンスがあるならリベンジしたい!失敗した舞台はやり直すことは出来ないけれど、これで終わりたくない。あ〜思い出したらまた悔しくなってきたぁ!ヽ(`Д´)ノ
一緒に踊ったやすこちゃん、まみちゃん、みかこちゃん、しほちゃん、りまちゃん、あいちゃん。色々助けてくれてありがとう♪ 稔さん?私の事嫌いにならないで下さいね!(ノ_・、)
衣子ちゃんとは、じっくり話す時間は無かったけれど、移動のバスの中でアドレス交換をしました♪彼女は踊り方がとても丁寧で繊細。体の細部にまで神経がゆき届いていて、コントロールされてる。普段はとてもラフな感じで気取るところが無くて、本当に気持ちのいい女性でした(^o^)ダンサーとして良い時期だから、これからもどんどん魅力を振り撒いて頑張って欲しいです!拓さんは関西のノリで明るくて元気。舞台をいっぱいに使って踊る男らしさのあるダンサーです。彼とも殆ど話せなかったけど、レッスン中もリハーサル中も普段と変わらない明るさに心が和みました。
そして今回も様々な出会いの場を与えて下さった田中洋子先生、ありがとうございました。でも気疲れさせてしまってごめんなさい。またワインを片手に遊びに行きます!
今年は沢山の方との出会いがあって本当に幸せです。もっともっと外にも目を向けて、広い心と目を持った人になりたいな♪
最後になりましたが、公演をスムーズに気持ち良く迎えさせて下さいました和田朝子先生、伊津子先生。心のこもった援助をして下さったご父兄の皆様方に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
これが10月の私。そしていよいよ“ミラクル”な11月の到来です! |