8月9日(土) 観客の目から観た『ドン・キ』
Bプロは台風のせいで、おしゃれをしても髪やお洋服が雨風に乱されてしまったのではないですか?駅の階段や坂道などで転んだりしないように、皆様気を付けて下さいね。
私は多分、第2回のバレエフェスから観はじめたと思います。それ以前は母に連れて行ってもらったとしても、幼少の頃のことなので、残念ながら記憶にないから…。そして今年は10回目!すごい歴史ですよね。今回の公演プログラムには第1回の事から載っているので、見ていてとても懐かしいです。それに、第7回の時は、Bプロのトップバッターを務めているんですよ!1日だけだったんだけど、『パーフェクト・コンセプション』を踊りました。周りのダンサーが見守る中で、とても緊張したのを覚えています。
ガラ公演のあとの“おまけ”では、ダンサー達の幅広い才能と余裕に感動!特にパトリック・デュポンの『白鳥の湖』は、バレエ団に入団する前の年に観たので、「プロの世界」に対してとても期待して観ていたから、バレエってこんなに明るく人を楽しませる事も出来るんだ?!と新鮮でした。そしてドンさんの踊った『瀕死の白鳥』は一瞬会場から笑いが出たけれど、すぐにこれは冗談で踊っているのではないことが、ドンさんの後姿から見てとれて、引き込まれて行ったのを覚えています。
皆様も、今年のバレエフェスを楽しんでおられるようですね!「お祭り」と言うと軽く聞えてしまうけど、それに似た特別な空気が客席にも、舞台裏にも漂っています。
『ジゼル』の公演の日のレッスンの途中で、どこからともなくコレーラが現れて、クルクルクルクル〜っと、ピルエット(片足を軸にその場で回転する動き)を回って見せて、団員からは拍手。調子に乗ったのかその後も舞台袖や舞台上、ところ構わず回りながらプリエ(膝をまげる動き)していったりと技を披露。マラーホフがちょっとイジケてたかな?(冗談です♪)コレーラのサービス精神旺盛な明るさは、昨日の『ドンキ』からも見えましたよね? そして終演後、皆が三々五々楽屋へ戻る時、私の肩を叩く人がいたので振り返ると、そこには男性の胸元があり、「ぎょ?」と思って見上げると、ナントマルちゃん(マルティネス)!「ミルタ、素晴らしかったよ」と声をかけてくれたんです(*^^*)低い声で、カッコ良かった♪嬉しいのと恥かしいので、お礼を述べた後、楽屋に走って逃げました。(逃げなくてもいいのに…)
まだBプロの最中だし、パーティとガラ公演があるので、ダンサー達と触れ合うことが出来たら…と思っています。面白いエピソードがあったら、またチラッとお話しますので待っててね!
さてさて、私もチケットを買って観た『ドン・キホーテ』のお話しを。席は11列目だったので、皆の表情も見えて楽しめました。ステパネンコはキュートだったね♪私が思うキトリ像そのものを見せてくれた気がします。
今回はただの1度もリハーサルを見ずに、舞台を観ました。不安だったのは正直、(古川)和則のガマーシュ。普段の彼はとてもお茶目で楽しい子なのに、芝居となると固まってしまう方だったし、私は(吉田)和人ガマーシュファンなので、ガマーシュにはうるさいよ?と思っていたから。でも舞台を観て、和則を始め、みな回を重ねる毎にどんどん自分の物にして来ているのが分かった。「東京バレエ団、イイ♪」って思っちゃいました。リハーサルの仕方とか、先輩後輩のつながりとか、作品に対しての取り組み方とか…最近疑問に思う事も稀にあったので、私の中では少し否定的になっていた部分があったけど、やっぱりみんな「いい舞台を作ろう」という思いは同じなんだと、観ていて嬉しく、熱いものがこみ上げてきました。だから観終わって、いざ翌日は自分の出る番だと思った時、私に出来るかな〜と不安になったり、興奮していて朝方まで眠れなかった。こんなこと、何年ぶりだろう?
ステパネンコははじめ少し緊張していたけど、どんどん自由になっていくように見えた。キャラクターが合っているのだと思うけど、何をしてもすごく自然。ステパネンコの人生を切り取って舞台にのせたみたいに自然な演技だった。みんな、彼女特有の“立ち方”って分かる?結婚式のグラン・パ・ド・ドゥの中のヴァリエーション(1人の踊りで)の最後にやったんだけど、「やっと出た〜♪」って嬉しかった。例えば本来は右足に重心があって、左足は軽く後ろに置く程度に立つべきなんだけど、彼女の場合、両足に均等に重心があるような、いわゆる半端なポーズ…なんだけどそれがすっごく可愛いの。実は、私もカラボスを踊った時に真似してみたんだけど、私がやるとホントにだらしなく立っているようにしか見えなくて、リハーサルだけで止めました(笑)
ステパネンコはキトリの1幕の衣装(キトリ&ドルシネア)もバレエ団のを着てくれたし、黒髪だからバレエ団の中に居て、見た目では違和感があまりなかったんじゃないかな。バジルのウヴァーロフはさすがにその長身が目立っていたけどね。隣に並んだ我がバレエ団の“大将”高岸直樹くんが小さく見えるなんて…。あとはウヴァーロフが1幕広場のシーンでタンバリンを豪快に下手袖に向かって投げたその投げ方!!もうイチコロ(*^^*)♪思い切りの良さと頭の良さが一瞬で出ましたね!素敵〜。こういうところに惚れちゃうのよね…アタシ。うふ。
バレエ団側では、QPさん(飯田)のサンチョパンサは今回も可愛かった。ドンキの芝ちゃん(芝岡)顔がメタリックに見えたんだけど…^^;。キトリの友人の(佐野)志織ちゃんの軽やかさ♪(早川)恵子ちゃんの華やかさ♪(西村)真由美ちゃんのドリアードの女王も、やさしい雰囲気があって良くなってきた。キューピットの(武田)アッコちゃんは、すごく良かったと思う。ここは夢の世界なんだな〜という雰囲気をかもし出して、場を引っ張っていて頼もしいなと思った。
そしてエスパーダとメルセデスに関しては自分達が演じている役だから、客観的に観る事が出来て色々と感じました。やっぱり全幕を通してエスパーダとメルセデスでなければならないので、その役作りは重要だなと。キトリとバジルとは違うカラーを出す事が、互いを光らせるなと。。。次に演じる時、もっともっと掘り下げる事が出来そうで、早く踊りたいと思って観ていました。(遠藤)千春は、柔軟な体を自由に使って、のびのびしていて良かったよ♪
書いていたら興奮を思い出してしまったので文章が行ったりきたり…読み辛いかも知れませんが、お許し下さいね^^;。
最後になりましたが、『ジゼル』の舞台の感想を沢山寄せてくださって、皆様本当にありがとうございました。思いは伝わると言う事を改めて感じました。これからも、皆様のために踊り続けたいと思います。
夏のフェスティバル、まだまだ楽しんで下さいね! |