5月7日(水) ポリーナちゃん

噂の(?)ポリーナ・セミョーノワが昨日来団しました。マラーホフは明日のゲネに来るんだけど、ローズ・アダージォなどで我々団員達と絡みのあるポリーナは、彼より少し早く来日したの。そこで、本番前にちょっぴり彼女の情報を…(笑)

ポリーナは身長が私よりも高く、多分170cm近いんじゃないかな?顔がものすごく小さくて、手足は細く長く…出るところは出ていて、想像通りすご〜く可愛い♪東京バレエ団の振り付けをそのまま忠実に覚えてきてくれて、すごく真面目。昨日はいきなり指揮者のミッシェル・ケバルさん立会いの下で通し稽古をしたんだけど、問題なく踊りきっていた。初々しくて、テクニックもあって、表現力もある。かなり良いダンサーだと思う。あれで18歳だなんて…。とにかく期待に応えてくれると思うので、舞台を観にいらっしゃる方は、楽しみにしていて下さいね!

東京バレエ団側も上り調子です。やっぱり本番が近づくとスタジオの雰囲気が変わる。先輩達はどんどん後輩に教えるようになるし、リハーサルをビデオに撮って研究する人も居る。“由賀子カラボス”も芝居が途切れなくなったし、本人も色々と自分流に研究して、お芝居を試しているみたい。その他、ブルー・バード等のソリスト陣も毎日残って自習しています。古典作品はごまかしが効かないから踊り込むしかないのよね(モダンがごまかしと言う意味ではなく基本に則って踊らなければならないと言う意味で)。
私もカラボスをどんどん突き詰めて、今は重箱の角をつつくように従者役の4人の男性と話し合って、完璧を目指しています。どんなに完璧に役作りをしても、貴族や妖精達がちゃんと芝居をしてくれないと舞台は成り立たないから、コミュニケーションを取りながら、少しずつ理想に近づけていかないとね。まだまだやりたい事が湧き出てきて止まらない。何度踊っても飽きないとても魅力的な役だと、誇りを持って踊ります。

「『眠れる森の美女』の前奏曲は、カラボスのテーマから始まる」と聞いた事があります。確かに不吉な雰囲気のある前奏曲だよね。今回も、オーロラ姫誕生の祝賀会をめちゃくちゃにし、皆を不安のどん底に落としいれ、16年間、自分が招待されなかった事を根にもち続け恨みを果たす。存在感のあるカラボスを演じたい。物語を濃くする事が出来るように頑張ります。

今日はちょっと短いけど、まだ明日の準備もしていないので、このへんでごめんね!
では、舞台でお会いしましょう♪