2月16日(土) 前を向く力

2008年、初めてのYUKIE'S MAIL!ご無沙汰です(^。^;)

ブログ流行りの昨今ですから、私もついつい「impression board」の方で遊んでしまって…。YUKIE'S MAILも昨年は4通しか書いてない(ToT)。今年はもう少し書きたいな。

でも昨年は本当に忙しく、人生を左右するような出来事がいくつもあって、自分の気持ちやその時に考えていることを感じる“時”すら持てなかった。けど、嬉しいことだらけで無我夢中でした。けれど支えて下さったたくさんの方々のおかげで、大きなミスもなく、今は落ち着いた毎日を送れています。ありがとうございます。

実はね・・・・・。
昨年は引退を考えていました。

信頼されていると思い、可愛がってきた後輩たちに、どうしても気持ちが伝わらないことが多くなってきていたし、私からすれば「裏切られる」ことがいくつか続いた時期もありました。必要とされている場所は、ここではないと感じることが増えてきて、辛かった。「もう充分頑張ったよ」と、自分に言えるような気もしていました。

でも、昨年5月の“BIRTHDAY PARTY”でファンの方々と実際に会って、じっくりお話をする機会を持てたことで、「私が例えどんな役であっても、舞台に出ているだけで喜んで下さる方がこんなに居るんだ」ということを肌で感じることができました。だからこれからはバレエ団の舞台のため、後輩の力になるためだけではなく、もっと自分を大切にしても良いのではないか?と思えるようになったのです。

私は自己犠牲というものに関して無頓着で、本気で、平気で弱っている人の前に出て、楯になろうとしてしまうタイプ。強い者には強く、弱いものには弱い・・・そういうところがあります。とにかく!曲がったことが嫌いでね。
真っ直ぐに生きようとすれば、人にも物にもぶつかる。けど、平気〜♪みたいな気の強さがあるから、これまではそうやって生きてきたと思う。だからこそ失ったものもあるけど、いくらお金を積んでも得られないもの・・・それは与えてもらっていたように感じています。

ウソをついてでも、自分の利益となる相手には笑顔をふりまけるタイプではないので、ソンもたくさんしたと思う。「もっと上手くやろうよ・・・」と何度も自分に言ってみたけど、ダメだった。そうして自分を痛めつける時もあったけど、それが私!人が幸せになるなら、自分の痛みは喜びだぁ!みたいな意地がありました。

そりゃ、苦しいよね。。。

5月にファンの方と話してみて、正直驚きました。
私と面と向かっただけで満面の笑みになってくださる方。長い間ずーっと心にしまっていた言葉を、丁寧に伝えてくださる方。みなさん、私を宝物のように大切に想ってくださっている?・・・のかな?・・・本当に?・・・ホント?・・・そうだったんですね?!

ありがとう!!!!!(ToT)

あの日、パーティの最後でお話したように「これまでも、皆様からの応援の言葉には感謝していましたし、たくさんの方に愛されていると感じていましたが、今日このパーティで皆さんとお話したことで、本当に、本当に私は応援されているんだなと、強く感じました」
それなら私自身が、もっと自分を大切にしなくちゃ申し訳ないじゃないか、と思うようになったのです。

そこに主人が現れました。彼は私を、お姫様みたいに大切にしてくれる人。
「幸江が楽になることで、代わりに僕が苦しむ・・・ということではないんだよ」と、人に甘えるのが苦手な私に、何度も何度も繰り返し言い続けてくれました。
これまで私は、自分が犠牲になれば相手に楽をしてもらえる、助けになれると思ってきたけど、逆から見ればなるほど!相手が楽になって笑顔になってくれたら、私も嬉しい。相手の幸せは、自分の苦しみに上にある訳ではない。
相手の幸せは自分の幸せ!それじゃ、私の幸せも、貴方の幸せなんだね?と。初めて気がつきました・・・(遅)(^_^;

そう思えたことで、バレエ団の中にも自分の世界があることに気がついたし、誰かのために苦しむより、自分が笑顔でいられるように、彼に甘えても良いんだと思えるようになりました。そうしたら、舞台はもちろん楽しいし、スタジオの教えもすごく楽しい♪そうなればもうプライベートもとっても幸せ。

前を向く力を、与えられたと思います。

私は強いから、人の荷物を持ってあげることが出来るし、頑張るぞ!と歯を食いしばってきたけど、それで虚しい思いもたくさんしてきました。それで悲しんでいるより、自分を大切にして笑っていることで、ファンのみなさんの心も、スタジオの生徒さんたちの心も、家族の心も癒してあげられるなら、その方がずっと良い♪
荷物を持ってあげることを買って出るのではなく、手を差し伸べられたら全力で関われば良い。私にはそれが出来る。そう自分を信じている。

引退しようという思いから、舞台へと引き戻してくれたのは、ファンのみなさまでした。
本当に、どうもありがとうございました。

このYUKIE'S MAILで、パーティの模様をお知らせすると言ったまま、その約束を果たせていないので、次はあの日の出来事を、パーティに参加していただけなかったファンの方々とも分かち合うためにも、書こうと思います。

今年からは、闘うことを二の次にした・・・力の抜けた井脇 幸江でいられそうな気がします。それでも変わらないのは、与えられたものを真っ直ぐな気持ちで取り組むこと。
あれがやりたい、これは嫌だと言わないできた私は、これからも変わりません。

生きるって、学び。そして学ぶことは楽しい。
これからも、どうぞよろしくお願いします!

次の舞台『時節の色』は、観る人のその時の心情によって、清々しい場面があったり、胸をえぐられる様な思いをしたり、寂しくなったり温かな気持ちになったり・・・様々な四季(人生の彩りとも言えるでしょう)を感じられる作品です。
私は“冬”のシーンに出演します(あと、秋にも)。
ヴィヴァルディ作曲「四季」の中の「冬」の音楽で踊るのですが、団員みんなが好きと言ってくれるシーンで、踊りは激しいけれど、音楽の旋律にのった動きは正に人生の一場面を見ているような美しさもあります。
是非観にいらして下さい。

                                      元気な幸江より